場所は鎌倉の生涯学習センターという公共の施設。
上映は以下2つの映画。
『THE WAVE I RIDE 』
ビッグウェイブに挑む女性のドキュメンタリー
『FISH』
FISHという種類のサーフボードに関するカルチャードキュメンタリー
はい。どちらもドキュメンタリーでした。
感想です。
『THE WAVE I RIDE 』
ビッグウェイブに関するチャレンジのストーリーだけでなく、その彼女を取り巻く環境にもスポットを当てたもの。主に「女性プロサーファーが男性プロサーファーと比べて冷遇されている」ようなものに対するメッセージを強く感じました。
確かに海でのサーファーは9割くらい男性です。
女性は本当に少ないですねー
たまに周り女性ばっかだと今日はどうした?と思うくらいなのでw
うんまあ、その理由ですが、サーフィンといっても
ぽかぽか陽気で、のんびりと穏やかで、スローな日もあれば、
雨風強く、荒れ狂った海で、波数多く、巻かれて、吹っ飛ばされて、時には一度も沖に出れないまま、自分の無力さに悔し涙を流す日もあります。
(これはガチです。サーファーは一度以上は経験しているはずですし、これが原因でサーフィンを挫折する人も多いです。まあどMなら内心楽しんでるかもですがw)
そう、割とハードなんです。
波がある程度あると、普通に沖に出るまでが辛いっす。
死への恐怖を直接感じる事ができるのもサーフィンでしょう。
つまり、生の喜びや実感も同時に感じる事もできます。
これがビッグウェイブとなるともう最初から死と隣り合わせです。
一瞬先は闇。確実に生きて帰れる保証はありません。
それゆえにビッグウェイブにチャレンジする女性サーファーはプロでも少ないかと思います。そんな中、ケガもしながら、プロでも賞金にならない事をわかっていながらビッグウェイブに挑む女性の姿のドキュメンタリー。
途中歯がゆくもあり、それでも楽しみながらチャンレンジする彼女に力を分けてもらえるような内容でした。うーん、女性レジェンド。
もう1つは
『FISH』
こちら、あんまり期待してなかったのですが(失礼)、FISHという形状のサーフボードの誕生からの歴史についてで、興味深いものでした。
でもって、FISHの板をレジェンドたちが皆楽しそうに乗っている。
それを見ているだけでも楽しいですし、自分も乗れそうな気がしてしまうw
FISHに限らず、自分に合った乗りやすいボードは絶対あると思うんですけどねー
90年代は、メディアによるマーケティングで、皆プロ仕様の難しい板に乗っててあれは間違っていたねとロブマチャドが言ってて、なるほどそうやって、自分が乗れないような難しい板でも乗りたくなるような?メディア操作されてしまうのねーとマーケティングの力の強さを感じたり。
サーフィンの流行りの板などの時代の流れやメディアの押し付けがある中で本当に自分が好きなもの(自分のスタイル)を見つけていく元プロサーファーの姿を垣間見て、自分の人生と重ねてみて考える事ができる内容でした。
偽りなく(スポンサーの為でもなく)、自分の好きなものを選んだ人の目は、キラキラと澄んでいるなあ~とも。
ところで、今日の映画観賞会、以下のアンケートに丁寧に回答したら、当選したので無料で観れました。
この度はなみある?さんありがとうございました!
普段の波情報は違うとこのを見ています!申し訳ありません!w
おしまい。